『もやしもん』を読み返そうと思ったら、紙の本が手に入らず、kindle で読むことになった。
こういったことが将来も起こるであろうことは想像に難くなく、同じ漫画家の描いているこちらは、紙でせっせと単行本を買い続けている。
しかし、前巻から間があくとどうにも話の流れを忘れがちで、まとめて読み返す必要が出てくる。
地球惑星物理系の話を絡めつつのディストピアもので個人的な趣味のストライクゾーンをつかれている。
7巻あたりから少しずつこの世界の大きな物語が判明し始めたのでいよいよ面白くなってくるはずだ。
気になる点として、(『もやしもん』のときから気になっていたのだが)女性キャラの描き分けがあまりできていないので、惑星たちのキャラ付けがなかなか頭に入らない。
なので大筋の話は理解しつつも「この惑星ってどんなキャラなんだっけ??」となってストーリーに没入できないことがある。
カラーだと惑星ごとに色で歴然と差があるのでいっそオールカラーならわかるんだろうか…
思わせぶりな伏線を拾いながら話は終結に向かっていきそうな空気も感じるが、なんとなく発散しそうな予感もするというのが現段階だと思う。
もうしばらく見守っていきたい。
もう少し宇宙のロマンというか物理学の深淵に覗き込んだほうが話が面白くなりそうだと素人考えに耽りながら次の巻を待つ。