暇つぶしの玄人

読書の記録、雑記、日常の買い物

石川雅之『惑わない星』8巻

『もやしもん』を読み返そうと思ったら、紙の本が手に入らず、kindle で読むことになった。 こういったことが将来も起こるであろうことは想像に難くなく、同じ漫画家の描いているこちらは、紙でせっせと単行本を買い続けている。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b…

映画『リバー、流れないでよ』ヨーロッパ企画

前情報はTwitterでチラ見した「2分間のループもの」というだけで、邦画なのか洋画なのかも把握せずに見てきた。 www.europe-kikaku.com めちゃくちゃ面白いか?と言われれば微妙なラインだが、絶妙な安っぽさがコミカルなテイストにもつながっている。 上質…

あかちゃんのウンチはなぜ黄色いのか?

現在、子育てに勤しんでいる。 日々の育児で生じる不安や疑問は尽きないが、その多くは忙しさの中に紛れて消え去っていく。 表題の件について、数年後に振り返るつもりで備忘録のつもりで、考えたことと調べたことを記録してみたい。

小泉悠『ウクライナ戦争』

(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, d.…

余華『活きる』

読書というのは芋づる式に広がるもので、好きな小説家の講演を聞きに行って、彼が読んでいると聞いたので手に取ったのがこの本。 現代中国の作家を読むのは初めてだったかもしれない。 古典では漢籍は重要な教養だし、西遊記だとか水滸伝だとかの日本でもよ…

平野啓一郎『透明な迷宮』

(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, d.…

小川剛生『兼好法師 - 徒然草に記されなかった真実』

(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, d.…

ドラッカーの『マネジメント』

高校野球のマネージャーも読むとてドラッカーの『マネジメント』を読んでいる。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[…

論文を読む

スタジオの課題に参考資料としてあげられている論文を少しずつ読んでいる。 知らない名前の著者も多い。 もちろん名前を知っているスタン・アレンやクリストファー・アレグザンダーなども入っている。 仮にも所属が意匠系なのであまり大きな声では言えないけ…

アルゴリズムとコンピューテーション

最近考えてることのメモいずれ論文にしたいけど今はブログの中に。 なぜアルゴリズミックデザインはしばしばコンピューテーションを伴うのか? 本質的にアルゴリズミックであることはコンピューテーショナルであることを要求(或いは親和的に希求)するのか…

調査などの個人的なメモ

下記はあくまで私的なメモ。内容の誤謬や発言の委細が実際と齟齬があるかもしれないので参考までにご笑覧頂きたい。敬称は略。 5/27 仙台 東北大学にて五十嵐太郎からレクチャーを受ける。五十嵐が見てきた地域の写真をスライドショーしながら各地域の特徴な…

隈研吾『10宅論』

表題の文庫本を読んだので簡単にレビューします。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getEl…

お問い合わせ

Loading…

公共論のメモ

公共性について勉強というか調べたことをメモ程度にまとめておきます。とくに住宅の公共性と絡めて。 0. 分類 公共論それ自体が大きなテーマであり、公共性というのが何なのかを考え始めたら、終わりがない。この論ではひとまず、公共性というのが「王権に…

レイナー・バンハム『環境としての建築』

レイナー・バンハムの『環境としての建築』をしばらく前に読みましたので、感想とレジュメの一部を。本当はダイアグラムや各章の詳解があるのですが割愛しました。 バンハムがこの本を書いたモチベーションは明らかに、環境制御装置(特にパワーを用いる空気…

続『テクトニック・カルチャー』

テクトニック・カルチャーを読み終わったのでレジュメと感想を。「様式から空間」という視点から近代建築を論じた過去の論考を踏まえてから、その次のステップとして結構が導入される。 本書の研究は空間に与えられている重要性を中和するとともに豊かにする…

ケネス・フランプトン『テクトニック・カルチャー―19-20世紀建築の構法の詩学』

更新が停滞しているのでとりあえず何か。 最近『テクトニック・カルチャー』を読んでおります。 テクトニック・カルチャー―19-20世紀建築の構法の詩学 個人的に構法は関心の強い分野なのですが、歴史的な展開を追っていくと、一人の建築家の中においても材料…

ハイテク様式試論(その1)

様式化するハイテク建築 先日ロンドンに行ってから、ハイテク建築を通して「建築化すること」の意味と様式について考えている。 ロイズ・オブ・ロンドンは言わずと知れたハイテク建築の代表的建築作品である。設計者はリチャード・ロジャース、ロンドンの金…

私は何をつくろうとしているのか?

まずはじめに言っておくと、日記というのは私的な所有物であります。 ここから得た情報による損害、損傷の類に関する責任を私はもちません。 普段考えていること 感じたこと 読んだ本のレヴュー 講演会や講義の私的なノート - などを見て暇を潰そうという一…

難波和彦師の最終講義

建築家・住宅作家であり、東京大学建築学専攻では前専攻長でもある難波和彦さんの最終講義に行ってきました。 難波さんの代表作は箱の家と呼ばれる一連の住宅です。非常に数が多いです。(もっとも、個人的なことですが、難波氏には実作よりもむしろ建築論で…

プライバシーポリシー

当サイトに掲載されている広告について 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(もしもアフィリエイト/ Amazonアソシエイト) を利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サ…