暇つぶしの玄人

読書の記録、雑記、日常の買い物

2010-01-01から1年間の記事一覧

公共論のメモ

公共性について勉強というか調べたことをメモ程度にまとめておきます。とくに住宅の公共性と絡めて。 0. 分類 公共論それ自体が大きなテーマであり、公共性というのが何なのかを考え始めたら、終わりがない。この論ではひとまず、公共性というのが「王権に…

レイナー・バンハム『環境としての建築』

レイナー・バンハムの『環境としての建築』をしばらく前に読みましたので、感想とレジュメの一部を。本当はダイアグラムや各章の詳解があるのですが割愛しました。 バンハムがこの本を書いたモチベーションは明らかに、環境制御装置(特にパワーを用いる空気…

続『テクトニック・カルチャー』

テクトニック・カルチャーを読み終わったのでレジュメと感想を。「様式から空間」という視点から近代建築を論じた過去の論考を踏まえてから、その次のステップとして結構が導入される。 本書の研究は空間に与えられている重要性を中和するとともに豊かにする…

ケネス・フランプトン『テクトニック・カルチャー―19-20世紀建築の構法の詩学』

更新が停滞しているのでとりあえず何か。 最近『テクトニック・カルチャー』を読んでおります。 テクトニック・カルチャー―19-20世紀建築の構法の詩学 個人的に構法は関心の強い分野なのですが、歴史的な展開を追っていくと、一人の建築家の中においても材料…

ハイテク様式試論(その1)

様式化するハイテク建築 先日ロンドンに行ってから、ハイテク建築を通して「建築化すること」の意味と様式について考えている。 ロイズ・オブ・ロンドンは言わずと知れたハイテク建築の代表的建築作品である。設計者はリチャード・ロジャース、ロンドンの金…

私は何をつくろうとしているのか?

まずはじめに言っておくと、日記というのは私的な所有物であります。 ここから得た情報による損害、損傷の類に関する責任を私はもちません。 普段考えていること 感じたこと 読んだ本のレヴュー 講演会や講義の私的なノート - などを見て暇を潰そうという一…

難波和彦師の最終講義

建築家・住宅作家であり、東京大学建築学専攻では前専攻長でもある難波和彦さんの最終講義に行ってきました。 難波さんの代表作は箱の家と呼ばれる一連の住宅です。非常に数が多いです。(もっとも、個人的なことですが、難波氏には実作よりもむしろ建築論で…

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